凪のお暇




凪のお暇 5巻

コナリミサト 著書  凪のお暇(なぎのおいとま)5巻のレビューです。

節約が趣味の28歳OLの主人公・大島凪は、常に空気を読んで周囲に合わせて謙虚に振る舞い、くせ毛を時間をかけてストレートに整えるなど女子力の高い自分を作り上げていた。ある日、凪をさげずむ同僚たちの陰口を知り、さらに隠れて交際している慎二が性行為目当ての旨を彼の同僚らに話しているのを目撃し、過呼吸で倒れ入院する。以後、会社を辞め、家財を処分し都心から郊外へ転居、全ての人間関係を断ち切った凪は、ゼロから新しい生活を始める。

https://www.akitashoten.co.jp/works/nagi

空気読む系女子のモラトリアムの日々

コミック系のアプリなどの広告で目にした事も多いこの「凪のお暇」。

実は漫画大賞2018の3位を受賞しています。

周りの空気を読んで生活していた凪。
懸命に空気を読んでいるにも拘らず、
女子同士のマウンティングもうまく行かず・・・。
唯一のカードが会社で人気の営業課のエース、我聞慎二と付き合ってる事。
そんな慎二の心無い会話を偶然聞いてしまう所から物語はスタートする訳ですが。

コミック系のアプリなどの広告で目にした事も多いこの「凪のお暇」。
実は漫画大賞2018の3位を受賞しています。
周りの空気を読んで生活していた凪。懸命に空気を読んでいるにも拘らず、
女子同士のマウンティングもうまく行かず・・・。

女子のマウンティングあるあるがリアルに書かれてます。
読んでて「分かる!」という人も多いんじゃないでしょうか。
マウンティング自体は男性でも女性でも多少はあるんでしょうが、
女性特有の「共感」という感性は原始の時代からのももの。

男が狩りに行っている間、狭い洞穴で男の帰りを待つ、環境に適応した能力!

狭い空間・・・。
死を意識しないでよい空間では環境を守る為に空気を読む
和を乱さない事が大切なんです。

その時代、男性が共感で生きていたら・・・。狩りをしている時に、
「マンモスに体当たりされて痛いのわかる~」とか言ってたら死んじゃいますからね!

マンモス強いの分かる~~

結局、全てを捨てた所で自由にはなれない

主人公の凪はそんな自分が嫌で全てを捨てて新しい世界へ踏み出すのですが、
結局は問題はそこじゃない。
何もかも捨てる事で自由になれた気がした・・・。

が!

いつしかまた空気を読んでしまう。
5巻では問題はそこじゃないのかもしれない。と言う事に気が付き始めます。

ちょっと考えたい。空気を読むという事。そして対策について。

自分が誰かの為に何かを起こす行為は「偽善」だとしても「善」な訳ですよ。
それを悪く言われたって自分がやろうと思ったからやってるので気にする事じゃないんですよね、本当は。
「断る」「やらない」と言う選択が出来ないのも自分。
自分の行動は常に自分に責任がある。

何もしたくない、空気も読みたくない、そんな時の究極の方法、それは・・。

黙る

特に、女性の場合女性が沢山いる席では有効です。

勤務先のスナックで偶然慎二と再会

スナックで働き始めた凪。
とりあえず、ふわふわの髪型にボーイの制服がカワイイ。これはそそる。
元々、慎二は良い奴っぽく描かれてるマンガですがこの巻でもいい人感が凄い。そんな慎二にカワイイ後輩ができて人間模様はより複雑になっていきます。

そもそもなぜこう言う性格になってしまったのか

5巻の初めにさらっと書かれてます。
母親の子どもへの執着・・かな?個として扱えない親。

自分で考える、自分で選択をする、 自分で責任をとる

という自由を与えられて来なかった。最近、よくあるやつね。
自分が無いから、他者と比較する事でしか自分を保てない。
凪の空気を読むと言う行為は、他者があっての行動。
このままどう進むか楽しみですが、自由になるのって難しいよね。

本当は、自由じゃなくたって別にいいんじゃん?って思えたときが自由になれた時かもしれないよね!

結局、幸せだからそんなこと考えるんじゃない?
マンモスを狩りする時代だったらこんな事考えてる暇ないよね。
いや、そんなことないのかな?人間模様がいろいろ面白いのでおすすめです。