世界史を変えた50のシリーズ




チャールズ・フィリップス著 月谷真紀訳 世界史を変えた50のシリーズから

今回は世界史を変えた50の指導者(リーダー)の紹介です。

歴史上もっともカリスマ性と影響力のあった政治、宗教、文化、芸術分野の50人のリーダーたちが活躍する鍵となった資質を検証、ヒント満載でページをめくる手が止まらなくなる歴史の本である。偉人たちが名声を獲得したり悪名をはせることになったりした興味深い事件をじっくり読み解いてほしい。女帝エカチェリーナからネルソン・マンデラまで、リーダーの考えがどう進化し発展していったかをさぐる。生き生きとした物語に人物研究、年表、影響力や戦術や意思決定の分析がくわわり、リーダーたちとリーダーシップの歴史が生命をおびて浮かび上がってくる。歴史に残る絵画と本書のために特別に作成した図版が各章を彩る。

モーゼからジョブズまでを網羅

この世界史を変えたシリーズは種類が豊富で世界史を変えた50の動物や世界史を変えた50の植物などビジネスから教養までを網羅した大人の図鑑です。シリーズとは言え、その分野に明るい著者が執筆しているのが特徴です。

50のリーダーはそのタイプを16パターンに分類し特質や似たタイプの指導者・エピソードを分かりやすく記載した見やすいものになっています。

50の指導者に対して16のパターン?

表紙はウィンストン・チャーチルですね。もちろんチャーチルを初め下記のリーダーが本書には記載されています。

「モーセ」 「ペリクレス」 「ゴータマシッタールタ」 「アレクサンドロス大王」 「カエサルイエス」 「聖ペトロ」 「ブーディカ女王」 「グレゴリウス大教皇」 「ムハマンド」 「カール大帝」 「アレフレッド大王」 「チンギスハン」 「アッシジの聖フランシスコ」 「スレイマン大帝」 「エリザベス1世」 「シェイクスピア」 「ビヨートル大帝」 「フリードリヒ大王」 「女帝エカチェリーナ」 「ジョージワシントン」 「ナポレオンボナパルト」 「シモンボリバル」 「ジョゼッペガリバルディ」 「リンカーン」 「ビスマルク」 「マルクス」 「ビクトリア女王」 「ウィリアムモリス」 「ガンジー」 「ジョンマグロー」 「チャーチル」 「レーニン」 「ゴールドウィン」 「ムスタファマケル」 「パブロピカソ」 「ルーズベルト」 「アトリー」 「リース卿」 「シャルルドゴール」 「マザーテレサ」 「ロンバルディ」 「ガンジー」 「ネルソンマンデラ」 「エバペロン」 「サッチャー」 「カストロ」 「マーティンルーサーキングJr」 「ダニエルバレンボイム」 「スティーヴジョブズ」 敬称略

いかがでしょうか。筆者が欧米人だけにアジア人がいませんが聞いたことのあるリーダーも多いですね。リーダーシップの分析を芸術・文化/軍事/政治・社会/宗教に分けて見やすく表示し、更に

革新者・挑戦者・闘争型・改革者・垂範型・説得型・野心家・協調型・まとめ役・人材育成型・戦略家・非情・父性型・矜持型・鼓舞型・革命家

の16のカテゴリーに分けてあります。

あなたの好きなリーダーが何型なのか興味深くないですか?

アレクサンドロス大王= Fate Zeroの征服王イスカンダル

オケアノス・・・。

「彼方にこそ栄えあり。届かぬからこそ挑むのだ。覇道を謳い、覇道を示す。この背中を見守る臣下のために」

カッコイイ―!

イスカンダルの真明はアレクサンドロス大王な事はご存じですよね?この本ではリーダーシップタイプは戦略家 特質は大胆、知的、精力的となっています。

アレクサンドロスの少年時代の家庭教師は古代ギリシアの大哲学者アリストテレス。アリストテレスは若き王に

偏見にとらわれないこと。感情を制御すること。自分の行動の結果を理解していること。長期的な目標のためにはときとして譲歩すること。を教えたそうです

なるほどなるほど。

英雄のエピソードが満載

一人一人、一冊の本になるような英雄と呼ばれる人たちを一冊の本にまとめたこの本は1ページ1ページがまるでドラマを読んでいるような奥の深い内容になっています。初めがモーゼで最後がジョブズなのも面白いですよね。

合わせて世界史を変えた50の戦略を同時に読むのもおすすめです!