コードギアス復活のルルーシュ




コードギアス反逆のルルーシュ最新巻

真っ直ぐな続編のあり方を描いた良作(ネタバレ有)

2006年~2008年にかけて放送されたTVオリジナルアニメ。独特の世界観がありキャラクターや声優の良さを最大限に生かしたコードギアス。

TVシリーズ 50話を3部作にまとめ、ついに2019年2月9日より完全新作のコードギアス復活のルルーシュが公開されました。

公開前から悪徳皇帝になったルルーシュが倒れた後、

どの位月日が経ったのか、または同じ世界の話なのか。
その辺りも含め、ネタバレがありつつレビューしたいと思います。

ポスターシンプルでかっこいいよね

2019年2月9日の関東は雪だった。

そうです。コードギアスと言えば、CC。CCと言えば白雪。公開初日に白雪が舞い散るとか、神がかっているとしか言いようがないですよね。我々黒の騎士団のテンションも上がるというものです。

今回の入場者特典はカット フイルム じゃなくて色紙でした。

ココから下、ネタバレ要素ありますのでご注意を!

何のフイルムか開けるのが楽しみだった・・・。

復活するのに深い筋書は必要無い!いやあるけど。

開始10分、いきなりのルルーシュ登場!完全続編!

R2の最終話からまさかの1年後。ナナリー&スザクが手を組んで政治を行い、ルルーシュが残した平和な世界にテロが起ります。戦争でしか生きられない人間や国は平和になっては困るんですね。そうして、テロリストに捕らえられたナナリーとスザクを探すべく、カレン&佐代子は亡国に潜入します。

そこでCCと器だけのルルーシュと出会う所から話はスタートします。

ルルーシュはシャルルからコードを受け取っていた。そしてルルーシュの思念をCの世界から取り戻そうとCCはルルーシュと二人で ラグナレク接続の遺跡をめぐります。

スザクが「予言」を使うギアス持ちの能力によって捕らえられた国の神殿で話は進みますが、突然・劇中で突然ルルーシュは復活します。

普通の中にある違和感がコードギアス

その後は、いつものストーリー。 扇死ねの回収やジェレミアのオレンジ ファンサービスに徹底した内容で大満足・・・。なんだけど途中途中でなんか違和感がある。

「またお前たちに救われたな」と言うセリフ

そもそもルルーシュの思念を器に戻したのは誰だったのか。

ナナリーとルルーシュがCの世界に取り込まれそうになった時救ったのは誰だったのか。劇中で明確な答えを出してはいませんでした。

シャルルなの?マリアンヌなの?それとも神なの?

あの時、ルルーシュに復活してほしい・ナナリーとルルーシュを救いたい。劇場で観ていた観客は誰もがそう思ったはずです。 Cの世界が集合無意識であるのであれば、 その想いこそが集合無意識であり、ルルーシュを救った何かなのではないでしょうか。

< ルルーシュはワシが救ったw

劇中の世界と現実の世界がリンクした観客が望むものを作りつつピカレスクロマンを失わない傑作。それがコードギアス復活のルルーシュでした。

あと、最後泣ける。

ブレードランナー2049と比べ(・・る必要ある?)

ブレードランナー2049とコードギアス復活のルルーシュは続編と言う意味で方向性の違いが180度違う面白いものになっています。

コードギアス復活のルルーシュの作りを蛇足だと言う人もいれば、ブレードランナー2049を続編じゃないと言う人もいるでしょう。どちらが良いのかは好みとしか言いようがありませんが、私は製作側がコードギアスを大切に扱っている事を感じました。

細かく答えを出して商売する事も可能な内容を開始10分で答えを出す潔さ。大衆が望むものを与え、それに答えると言うのはルルーシュの死後100年の世界を描くより難しい事なんじゃないでしょうか?

そういう意味でも、コードギアス復活のルルーシュは良作でありもう一度観たいと思わせる魅力がある映画でした。

プレミアムバンダイでゼロのメチャクチャ良くできた10周年記念のフィギュアの予約が開始されています。写真持って来られないのが口惜しい・・・。

ペロッ。これは蛇足・・・。

またせたな!

コードギアスを観終わったあと、上映情報を写真撮ろうと思ったらCITYHUNTERに変わってた・・・。これもアリだな。

今日からシティハンターという異世界転生ものが面白いらしいのでそのレビューはまたの機会に。